夏になると、工場や倉庫がサウナのように暑くなる──そんなお悩み、ありませんか?
「エアコンが効かない」「電気代が高い」「作業員が熱中症になりそう」。
これらの原因の多くは、屋根からの熱の侵入にあります。
実は、金属屋根や折板屋根は直射日光を受けて表面温度が70℃以上になることもあり、その熱が建物内部に伝わることで、室温上昇を引き起こしているのです。
では、どうすれば屋根からの熱を防げるのでしょうか?
対策としてよく使われるのが断熱材ですが、最近では遮熱材が注目を集めています。
遮熱材と断熱材の違いとは?メカニズムを比較
熱は「対流」「伝導」「輻射」という3つの方法で移動します。中でも屋根から室内へ伝わる熱の90%以上は「輻射熱」。つまり、太陽からの赤外線が室内をじりじりと暑くしているのです。
この輻射熱に対して特に効果的なのが遮熱材。一方、断熱材は主に伝導や対流による熱の移動を遅らせるためのものです。
▼遮熱材の特徴
・輻射熱(赤外線)を反射する
・アルミ箔などの金属膜で構成されている
・蓄熱しないため、熱くならない
▼断熱材の特徴
・熱が伝わるのを「遅らせる」
・厚みがあり蓄熱しやすい
・発泡プラスチック(フェノールフォーム、ウレタンなど)や繊維系(グラスウール等)
断熱材は「熱の伝わりを遅らせるもの」、遮熱材は「熱を跳ね返すもの」という違いがあります。特に夏の太陽光のように強力な輻射熱(赤外線)が問題となる屋根には、遮熱材の方が圧倒的に有利となるわけです。
👉輻射熱って何?──熱移動の基本から考える、工場が暑くなる本当の原因
【実証実験】赤外線ヒーターで比較!遮熱材の効果とは?
屋根が受ける熱の70%以上は「輻射熱(赤外線)」といわれています。
そこで、赤外線ヒーターを使った実験を行い、断熱材と遮熱材の性能比較を行いました。
▼ 実験の概要:

- 同サイズの2つの箱を用意
- 片方をフェノールフォーム断熱材、もう片方をリフレクティックス(遮熱材)でそれぞれ覆う
- 箱の内部に温度計を設置(箱内の温度は約26℃からスタート)
- 各箱に赤外線ヒーターを2時間照射
▼ 結果(2時間後):
| 使用素材 | 箱内の温度 |
| フェノールフォーム断熱材 | 49.2℃ |
| リフレクティックス(遮熱材) | 29.6℃ |
なんと、20℃近い差が出ました。
リフレクティックスは赤外線を約99%反射するため、そもそも熱が内部に入らないのです。
📹 実際の実験の様子は動画でご覧いただけます:
遮熱材リフレクティックスが選ばれる理由
リフレクティックスは、純度99.99%の高純度アルミ箔を使用しており、まさに「屋根からの熱を跳ね返すために開発された遮熱材」です。
屋根からの熱を遮れるかどうか──これは建物の中にいる人にとって決定的な違いです。
- エアコンが効きやすくなり、冷房費が大幅に削減
- 暑さによる作業効率の低下や、熱中症リスクが大幅に軽減
- 精密機器や在庫商品の熱によるダメージを防止
断熱材は「熱が伝わるのを遅らせる」という性質のため、時間が経つにつれて内部温度は上昇していきます。
一方、遮熱材リフレクティックスは、太陽からの熱線を99%反射。そもそも熱を「中に入れない」という点で、構造的に有利です。
まとめ:屋根からの暑さ対策に必要なのは「跳ね返す力」
断熱材にも優れた役割がありますが、屋根や外壁の“直射日光を浴びる部位”には、遮熱材が最適です。特に、夏の厳しい日差しを受ける金属屋根・折板屋根の建物では、その差は歴然です。
「断熱材を入れているのに暑い」
「電気代がかかって仕方ない」
「夏の屋根裏作業は過酷すぎる」──
そう感じたことがあるなら、ぜひ一度“遮熱”という考え方を検討してみてください。



