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なぜ遮熱材が工場の“室温上昇”を抑えるのか?断熱材との違いをわかりやすく解説

 近年、夏の猛暑による工場内の温度上昇が深刻化しています。空調を強化しても効果が出にくく、電気代ばかりが増えていく。そんな悩みを抱える現場が増えています。そこで注目されているのが「遮熱材」です。
 「断熱材との違いがよく分からない」「遮熱材って本当に効果があるの?」という声もありますが、結論から言えば、屋根や外壁からの“熱の侵入”を防ぐには遮熱材が非常に有効です。本記事では、工場の室温上昇の主な原因と、遮熱材と断熱材の違いを分かりやすく解説します。

室温上昇の主な原因は「輻射熱」

 工場が暑くなる原因はさまざまですが、なかでも最も大きな要因が屋根や外壁からの「輻射熱」です。直射日光を受けた屋根は70℃以上まで温度が上がり、その熱が建物内部に伝わることで室温が上昇します。
 多くの人が「断熱材で暑さを防げる」と思っていますが、断熱材が防げるのは熱の“伝導”や“対流”が中心です。輻射熱(放射される熱エネルギー)には対応が難しいという弱点があります。

遮熱材と断熱材の決定的な違いとは?

項目遮熱材断熱材
主な対策対象輻射熱伝導熱・対流熱
熱の伝わり方反射して熱を遮る熱を通しにくくする(遅らせる)
表面温度上昇しにくい熱を溜め込みやすい
室温への影響熱の侵入自体を抑制熱は入るがゆっくり伝える
使用場所の例屋根裏・壁の内側・天井裏など壁の中・屋根の下地など

 断熱材は、熱の移動スピードを遅らせる素材です。たとえばグラスウールやウレタンフォームなどが代表的で、冬の寒さ対策には一定の効果がありますが、太陽からの輻射熱には弱いという課題があります。
 一方、遮熱材は熱を“反射”することに特化した素材です。特にアルミ純度が非常に高い遮熱材リフレクティックスは、輻射熱を99%反射し、屋根や壁からの熱の侵入そのものを抑える効果があります。

遮熱材を使うと、どれだけ室温が下がるのか?

 弊社が施工した複数の工場では、遮熱材の施工後に工場内の温度が2〜5℃前後下がったという実績があります。エアコンの効きも大幅に改善し、電力消費量が89%削減されたケースも報告されています。
 また、リフレクティックスを導入すると、従業員は作業環境の変化を即座に体感できるため、複数棟へ採用が進む事例が多く、リフレクティックスの効果を裏付けています。たとえば、ある自動車部品工場では、複数ある建屋のうち1棟に、試験的にリフレクティックスを施工したところ、その建屋だけ涼しいと話題になり、休憩時間になると他の建屋から従業員が集まってくるようになったことから、すぐに他の建屋にも施工が決定したという事例もあるほどです。

👉遮熱材「リフレクティックス」のスゴさとは?

遮熱材を検討すべき建物の特徴

以下のような施設には、遮熱材の導入が特に効果的です。

  • 面積が広く、空調が効きにくい工場や倉庫
  • 金属屋根で直射日光の影響を受けやすい建屋
  • 西日が強く当たる外壁を持つ事務所
  • 暑さによる作業効率低下や労働環境の悪化に悩んでいる現場

結論:輻射熱を抑えるなら「遮熱材」が最適解

 工場の暑さ対策において、「断熱材でなんとかなる」と思い込んでいるケースが少なくありません。しかし、真夏の工場を暑くしている原因の大半は輻射熱であり、それに対応できるのは遮熱材です。
 遮熱材は単なる“暑さ対策”にとどまらず、働く人の安全や快適性、省エネ、熱中症予防にも直結する「設備投資に値する素材」です。

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