この記事の目次
この記事でわかること
遮熱材を検討し始めると、「リフレクティックス以外にも似たような製品がある」ことに気づく方が多いと思います。見た目が似ている製品も多く、カタログ上のスペックだけでは違いがわかりにくいのが実情です。
前回のコラム 遮熱工事で失敗しないための業者選び では、「誰に頼むか」を見極める4つの判断材料をお伝えしました。今回はその続きとして、「何を選ぶか」——遮熱材そのものの違いを、3つのポイントで解説します。
当社はリフレクティックスの施工実績全国No.1、施工面積60万㎡を超える経験を踏まえてお伝えします。
違い①:接着剤の有無と耐久性
リフレクティックス:接着剤不使用
リフレクティックスは、アルミ箔とポリエチレン気泡層の接合に接着剤を一切使用していません。プラズマ溶着という方法で、分子レベルで接合しています。
この違いは、耐久性に直結します。
接着剤が劣化すると、アルミ箔が剥離し始め、反射性能が低下します。
リフレクティックスは接着剤を使用しないため、100年後も使用可能とされています(実際にカナダでは90年以上前の施工物件が現存)。一方、接着剤を使用する製品の耐久性は、接着剤の寿命に制約されます。
遮熱材は10年、20年と建物に付き合う材料です。 数年でだんだん効果が落ちていくのか、施工した日と同じ効果が持続するのか——ここが最初の、そして最大の分かれ目です。
違い②:アルミ箔の厚みと純度
「厚い=高性能」は誤り
類似製品の中には、「厚い」ことをアピールするものがあります。しかし、これは熱力学の基本を理解していない主張です。
リフレクティックスのアルミ箔の厚みは7.2μm(7.2/1000mm)です。この薄さこそが、高純度の証明です。
熱力学の原則として、熱は物体が厚いほど移動しやすくなります。 20μm以下の厚みであれば熱伝導の値はほぼ0%に近づきますが、厚くなるほど伝導による熱移動が増加します。
純度99.99%が反射率99%を支えている
リフレクティックスは、純度99.99%のアルミ箔と独自の表面研磨技術により、光領域の総合反射率99%を実現しています。遮熱材の性能は「赤外線をどれだけ反射するか」で決まり、その反射率はアルミの純度と表面状態に直結します。
つまり、アルミ箔は「薄くて高純度」であるほど性能が高いのです。「厚い方が高性能」と主張する類似品は、基本的な熱力学の原則に反しています。
「アルミ箔」と「アルミ蒸着」はまったくの別物
さらに注意が必要なのは、市場に出回る銀色のシートには、そもそもアルミ箔を使っていない製品が多くあることです。
| アルミ箔タイプ | アルミ蒸着タイプ | |
|---|---|---|
| 構造 | アルミそのものを圧延した箔 | 樹脂フィルム(PET等)の表面に、気化させたアルミを付着させたもの |
| アルミ層の均一性 | 圧延により厚みが均一で、隙間のない連続した金属層 | 付着量にムラが出やすく、ピンホール(微細な穴)も生じる |
| 経年変化 | 高純度の箔は性能を長期維持 | アルミの膜が酸化・摩耗で失われ、反射性能が低下しやすい |
蒸着のアルミは、箔として成形された金属の層ではなく、フィルム表面に付着させた膜です。付着量にムラがあり、ピンホール(微細な穴)も生じるため、赤外線はそこから素通りします。均一で隙間のないアルミ箔と、ムラのある蒸着の膜——同じ銀色でも、反射層としての完成度がまったく違うのです。
ここまで読んで「カタログの数字だけでは選べない」と感じた方へ
ここまでの2つの違い(接着剤・厚みと純度)は、いずれもカタログの表紙には出てこない、製品そのものの違いです。
しかし、実は最後の1つが最も見落とされています。それは製品ではなく「施工」の違いです。
違い③:認定企業による責任施工
遮熱材は「売って終わり」の製品ではない
どれだけ高性能な遮熱材でも、施工の質が伴わなければ性能は発揮されません。
遮熱材は、正しい知識と施工技術があって初めて機能します。つまり遮熱材は、素材と施工がセットになって初めて「遮熱」になるのです。
リフレクティックス:認定施工店制度による責任施工
リフレクティックスは、全国800社以上の認定施工店ネットワークを通じて施工されています。製品の特性と施工方法の教育を受けた認定企業が、施工品質まで含めて責任を持つ体制です。
株式会社仲井は、その中で施工実績全国No.1、施工面積60万㎡超の実績を持ち、遮熱施工管理士の資格保有者が施工を管理しています。建築板金業として90年以上、金属屋根・外壁を手がけてきた技術を土台に、建物ごとに金物を加工し、工法を組み立てて対応しています。
類似製品:施工品質を担保する仕組みがない
一方、類似製品の多くは「材料の販売」が中心で、施工品質を担保する認定制度や教育体制を持ちません。誰が施工しても同じ、という前提で流通しているため、反射スペースの確保や納まりの処理といった施工ノウハウが現場に伴わず、「施工したのに効果がない」という結果につながりやすいのです。
「遮熱をやったけど効かなかった」という声の多くが、実は製品の差ではなく施工の差から生まれています。業者を見極めるポイントは 遮熱工事で失敗しないための業者選び で詳しく解説しています。
比較まとめ
| 比較項目 | リフレクティックス | 類似製品(一般的な傾向) |
|---|---|---|
| 接着剤 | 不使用(プラズマ溶着) | 使用 |
| 耐久性 | 100年以上(公表値) | 接着剤の寿命に依存(未公表が多い) |
| 反射層 | 純アルミ箔(ムラのない均一な連続層) | アルミ蒸着フィルムの製品も多い(ムラ・ピンホールあり) |
| アルミ箔純度 | 99.99% | 不明(公表なし) |
| アルミ箔厚み | 7.2μm(高純度ゆえ薄くできる) | 箔タイプは30μm以上(純度の低さを厚みで補う) |
| 光領域総合反射率 | 99%以上 | 推定92〜97%(未公表が多い) |
| 施工体制 | 認定施工店による責任施工 | 材料販売が中心(施工品質の担保なし) |
| 不燃認定 | 国交省 NM-0838 | 製品により異なる |
| 国内販売期間 | 約25年 | 約4〜7年 |
「見た目が似ている」ことと「性能が同じ」は違う
表面から見ると似たような銀色のシートに見える製品でも、接合方法、アルミの純度と厚み、そして施工体制に大きな差があります。
この記事で示した3つの違いは、すべて「数年後~数十年後」に明らかになるものばかりです:
- 接着剤の劣化による剥離は、10年目以降に急速に進む
- 蒸着タイプのアルミ層は、劣化・摩耗とともに反射性能を失っていく
- 施工品質の差は、施工した瞬間から効果の差として現れ、後から取り返しがつかない
遮熱材選びとは、突き詰めれば「数年でだんだん効果が落ちていくもの」と「同じ効果が持続し続けるもの」のどちらを選ぶかということです。施工した年の夏はどちらも「効いている」ように見えます。差が現れるのは数年後——そして屋根の上は、日常的に確認できる場所ではありません。
初期コストの差よりも、10年後・20年後も同じ効果が持続しているか、そして施工まで責任を持つ体制があるかどうかが、選定の重要な基準になります。
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株式会社仲井では、無料の現地診断を実施しています。
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- ✓ 現地確認(建物の構造・屋根材・周辺環境の確認)
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